臨床工学センター

臨床工学センター

活動内容・特色について

臨床工学技士は、医療機器のスペシャリストです。院内には様々な医療機器が存在しています。医療機器は、医療の進歩とともに、高度かつ複雑になっています。そのため、手術室、集中治療室、カテ室、病棟、外来など様々な部署で診療の技術支援、医療機器の操作方法などの教育を行なっています。また、医療機器の中央管理を行ない、医療機器の効率的な運用と保守点検を実施して、適正な医療機器の提供も行なっています。そして、患者さまが高度で安全な医療を受けられるように努めています。

臨床工学センターは、様々な医療現場で活躍できる臨床工学技士の育成を行なっています。また、センターは、『教育・研修』、『グローバル人材育成』、『外部活動』、『研究』、『医療機器開発』の5 つの柱を掲げて、『未来の医療を担う人材育成』を目標に活動しています。

5つの柱

教育・研修

教育内容管理ではスタッフ継続教育プログラムの作成と改訂、それに基づいたスタッフ教育を行なっており、計画的なスキルアップと個々のスタイルに合わせたキャリアアップを支援しています。また、効率的な業務遂行を実現するために、業務内容の検討や調整、適切なスタッフ配置を実践するための取り組みを行なっています。更に、スタッフ教育システムを基にした、養成施設ならびに外部医療機関からの実習・研修者の指導の中心として機能しています。教育は国内に限らず海外からの実習・研究者の指導にも当たると同時に、グローバル社会で活躍できる人材育成を目指しています。

グローバル人材育成

日本の臨床工学技士(CE)は、医療機器を扱い幅広い業務を行なう国家資格を有しています。海外では、人工呼吸器や血液浄化装置などを操作する職種が細分化されている一方で、日本のCEは一つの資格で様々な業務を行なうことができ、世界からも注目されています。
臨床工学センターは、ミャンマーにおけるメディカルエンジニア育成体制強化プロジェクトを通じ、これからのグローバル社会で活躍できる広い視野を持つCEの人材育成を目指しています。

研究 ・医療機器 開発

研究開発部門は、1 :医療機器の開発、 2 :科研費、研究助成金申請の支援、 3 :未承認医療機器、デモ機の情報収集、4 :業績(発表 論文 科研費 助成金等)の管理、 5 :研究開発に関連した特別講演の開催、などを担当しています。
医療機器の開発では、医療現場のスタッフや患者さまのニーズに寄り添いながら、より良い製品を医療現場にお届けすることにより社会貢献できればと考えています。

外部活動

岡山県臨床工学技士会、日本臨床工学技士会からの情報共有,広報のほか,各専門領域に関係する学会からの協働,調査による情報収集,啓蒙活動を行ないます。
また学生実習指導をスムースに実施するため,臨床工学技士養成校との連絡も対応しています。

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